うつ病の診断基準を知ろう~向き合うことが回復への近道~

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診断の基準

看護師

個人での精神病診断

精神病の患者数は年々増加しており、社会情勢や経済状態の悪化に起因するもの以外にも、複雑な職場関係・近隣住民との関係や、価値観の違いによる人間関係のトラブルなどが起因し複雑化しています。そしてまた問題も多岐にわたるものになってきています。この状況は日本だけではなく、アメリカやヨーロッパ各国など多くの先進国においても同様の社会現象として年々深刻化しています。モラルハラスメント、パワーハラスメントなどといった職場や家庭内での対人関係トラブルに関する用語も、テレビやラジオといった公衆のメディアにも盛んに取り入れられるようになり、目にする機会も多くなってきています。日本でのうつ病の患者数増加も年々深刻化しており、また多くの精神病の中からどういった人間性や、人間の行動が精神病になっているのかがわかりずらく、病気の判断がしにくいといった事情もあります。このような複雑な社会の変化からも、精神病についてのわかりやすい診断基準が求められていました。そうした中で、米国の精神医学会が提唱しているうつ病気の診断基準である「DSM-IV」が、近年では一般的に医療機関などにおいて活用されるようになってきています。精神病の診断基準はアメリカ精神医学会だけではなく、他にもWHOが規定している「ICD-10」と呼ばれる診断基準もあります。現在、日本ではうつ病の診断基準としてDSM-IVが活用されて診断が行われる機会が増えてきています。うつ病とは一言で言っても、詳しく細分化することで様々な病状があると言われています。そのため上記のような、比較的簡潔で、且つわかりやすい基準がある事で一般的な人々にも精神病の判断がしやすくなってきています。

指針を参考に診療を

アメリカ精神医学会が規定しているDSM-IVは、精神病に関連する専門書籍やカウンセリングに関するインターネットサイトなどにおいて確認する事ができるようになっています。ただ、医療従事者ではない一般的な人々が参照する事ができるDSM-IVに関連する情報としてはやや浅い情報で、どちらかといえばわかりやすく簡潔に解説されている資料として公開されているものが多く見られます。閲覧者が情報を誤解して捉えてしまった場合も考えておき、性格な診断基準なのですが、念のため参考程度に考えておく事も大切です。また、万が一うつ病の診断基準に適合していたとしても、それは性格が悪いという事では決してありません。むしろ人間であれば全ての人が患う可能性がある病気が診断基準として規定されています。そのため、基準に適合していたからといって生活状態が辛く苦しい状態でなければ深刻に気にすることはありません。基準に適合しており、生活状況が辛く人間関係などにおいてトラブルが多くなってきていると感じている場合には、心療内科や精神科の医師と相談するきっかけとして参考にする事が大切です。精神病の治療はあくまで生活状況が苦しく辛いものになってしまった場合に、そのサポートをするために診療や治療が行われます。難しいポイントですが、今不安や悩みが多くなってきており生活が大変だと感じているなら、上記のDSM-IVによるうつ病のチェック項目の診断基準を参考にして、医師に相談する切っ掛けにする事が大切です。八つ当たりによる自己嫌悪など、対人関係によるトラブルで悪循環が何度も生じてしまうと精神衛生状態が好ましくありません。現在では様々な治療方法によって改善をすることもできるため、あまり深く考えすぎず医師への相談をする事が大切です。